岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
腎・免疫・内分泌代謝内科学内
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在宅難病患者支援研修会
レポート



平成23年度セミナー履歴

4月
津山地区在宅難病患者支援
7月
難病コミュニケーション支援
講座レポート
8月
在宅難病患者支援研修会
講座レポート



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在宅難病患者支援研修会レポート
8月13日、ピュアリティまきびにおいて在宅難病患者支援研修会を開催しました。
83名の参加がありました。

神経内科クリニックなんばの難波玲子先生に座長をして頂き、宮崎大学医学部社会医学講座生命・医療倫理分野教授 板井孝壱郎先生より『現場を支える臨床倫理サポート−難病医療の倫理問題を「個人の悩み」にしないために−』という演題で講演していただきました。

具体的な事例を通しての講演。
こんなに笑っていいのかと思うほど笑いありの、あっという間の90分間でした。
講演の最後には宮崎名物“日向夏飴”を参加者に振る舞ってくださいました。

板井孝壱郎先生と日向夏飴


後半は事例発表、倉敷中央訪問看護ステーション 樋口妙子氏より「ALS患者への関わりの中でのジレンマ」、岡山訪問看護ステーション看護協会 石原美代子氏より「がん患者への関わりのなかでのジレンマ」と題して発表して頂きました。

樋口妙子氏                  石原美代子氏



全体討論では、最後まで一緒に患者と共に居る、出来る限り支えていきますという姿勢を表していくことの重要性、スピリチュアルケアとして支援者は自分たちの価値観を伝えるのではなく、根拠にもとずいた事実を伝え、そこから共に考えていくプロセスが大切であること、また、支援者が燃え尽きないようにチームでの支援体制を作り、お互いが一人で抱え込まないようにしていくことをアドバイスして頂きました。


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参加者の声(アンケートより一部抜粋)
・倫理と言われると難しい話かと思いましたが、すごく楽しく聞けました。身近な例をたくさん出していただいていたのでわかりやすかったです。家族をはじめ、ご本人さんにプロセスを経て結論に至るようにする、プロセスが大事という言葉が心に残りました。コミュニケーションを取るときに心にとめて臨床を行っていきたいと思いました。
(言語聴覚士)

・毎日の診療(外来、訪問診療、身障者療護施設の管理)を行っている中で大変良い情報を得られました。
(医師)

・参加前は「難しい内容かな」と構えていましたが、とてもわかりやすく説明して頂いたのでよくわかりました。
(ケアマネ)

・一人で抱え込まず、チームで共有すること、思いを吐き出せる場をつくることが大事だということを再確認しました。事業所に帰って同僚に伝えたいと思います。
(ケアマネ)

・難しい問題でしたが、最後まで楽しく聞かせて頂きました。患者の言いなりになっていると思われることがあり、今後、今日の研修会を参考にし、考えていきたいと思いました。
(看護師)

・今までの自分の関わった事例の振り返りになった。最後まで寄り添う気持ちを患者に伝え続け、関わりたいと感じた。
(看護師)

・話がとても面白かった。先生の話を聞いて救われたような気がします。もっと倫理について学べば、その時々の患者さんへ対する声掛けが変わってくるのかなと思いました。
(作業療法士)

・利用者さんに寄り添う姿勢を持ち続けることが大切だと思う。専門職の気持ちも共感して下さった板井先生のコメントに、自由に心を許した発言が出来るスタッフルームの雰囲気作りの必要性を感じました。チームで行う支援を大切にしていきたいです。
(ケアマネ)

・その人が生きてきたように死んでいくという言葉は心に残りました。押しつけではなく患者さんが望んでいる生活の支援が最後まで出来ればと思いました。
(ケアマネ)

・倫理問題について学ぶ機会がなく、自分には関係ないと思っていたが、患者・家族と関わる中でこれでいいのかな?と疑問に感じていることが倫理に関する問題だったとわかった。今回の研修会で4分割法が紹介されていたが、今後、そうした視点で考えてみたい。
(保健師)

・日頃感じているジレンマを振り返ることが出来た。患者の意向に沿うことは患者の言いなりになることではないという板井先生の言葉がとても印象に残った。
(看護師)

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